「あ、今の音は……!」
深夜、静まり返った部屋に響く「ゲボッ、ケポッ」という音。飼い主なら、たとえ爆睡していても反射的に飛び起きる瞬間ですよね。 あわててライトをつけて床を確認するけど、時すでに遅し。大事なカーペットや、掃除のしにくい場所……。あの時の脱力感といったら、本当に言葉になりません。
うちにはチャタロウとクロスケという二匹の猫がいるんですが、まあ、よく吐くんです。 ただ、二匹とも「吐き方」の個性が違いすぎて、掃除がもはや運動会のようです。慣れましたけど。。。
ところで猫が毛玉を吐くのは当たり前だと思っていませんか?
猫が毛玉を吐くのは珍しいことではなく、多くの場合は毛づくろいで飲み込んだ毛を体の外に出すための自然な行動です。
ただし、吐く回数が多かったり元気がない場合は注意が必要です。
吐き方の個性が違いすぎる!二匹の「ゲボッ」事情
うちのチャタロウとクロスケ、吐き方が全く違います。
クロスケは、吐く前にちゃんと「予兆」があるタイプ。あの特徴的な「ケポッ、ケポッ」という音が聞こえ始めたら、私は反射神経をフル稼働させて、クロスケを抱えてフローリングまで運びます。掃除のしやすさを考えたら、ソファーやカーペットの上でされるよりは100倍マシですからね。
一方、チャタロウは「予兆なし」の強襲型。 いきなり「ぶちまける」タイプなので、カーペットの上だろうが何だろうが、移動なんて間に合いません。気づいた時にはすでに手遅れ。カーペットの繊維の奥に染み込んでいく液体を見ながら、「あぁ、また今日もか……」と白目になるのが日常です。


ごめん、ごめん。いきなり出るものはしょうがないよねー。
掃除のプロ?いや、掃除に追われる飼い主の日常
クロスケは、掃除のしやすさをわかっているのかフローリングの上で吐いてくれるので、そこは助かります。でも問題はその後です。
クロスケの悪い癖(?)で、一度吐き終わって、私がエッホエッホと掃除をしていると、それを見計らったように次から次へと連射してくるんです。 「えっ、まだあるの!?」と焦って掃除するそばから、また吐く。フローリングなので掃除自体は楽なんですが、あまりの連射具合に、もはや掃除のプロになった気分です。


ついつい連射してしまうんじゃ、すまんのう。フローリングの上じゃし、まあえかろう。
対して、移動が間に合わないチャタロウのカーペットやソファーの跡始末は地獄です。洗剤をつけて、歯ブラシで繊維を叩いて、ドライヤーで乾かして……。面倒くさいの雑な掃除で済ませると跡が残ってしまってる事も多し(泣)。吐き戻しの掃除だけで時間が過ぎるなんて、猫飼いあるあるの筆頭ですよね。
窓のサンに吐かれた時の絶望感と、連射の恐怖
掃除の難易度で言うと、ここだけは勘弁してくれ……という場所があります。 そう、「窓のサン」です。
この間、よりによって窓のサンにやられました。あの細い溝に液体が入り込んだ時の絶望感と言ったらありません。爪楊枝や綿棒にティッシュを巻きつけて、少しずつ、少しずつ書き出すように掃除したとき、すべての時間が無に止まった感じになりました(笑)。
掃除が終わって「ふぅ」と一息ついた時、ふとクロスケを見ると、涼しい顔でこちらを見ています。あの子たちを見ていると、怒るに怒れない愛情と混ざった複雑な気持ちになりますよね。


たまたま窓の近くにおったけんのぉ。まあ許してくれや。
「間に合わない」という絶望と、愛猫への罪悪感
チャタロウの移動が間に合わなくてカーペットに吐かれたとき、正直に言うと「おいおい、またかー」と言いたくなります。でも、ふと思うんですね。
「この子たちも、吐きたくて吐いてるわけじゃないんだよなー」
吐くまでの移動が間に合わなかったことを嘆いたり、吐いた場所を選べない猫を恨めしい目で見たり。でも、そんなことしてても猫の不調は良くなりませんし、掃除の回数が増えたことは、愛猫からの「何かがおかしいよ」というサインですね。


吐いたらスッキリしちゃった。外の空気はキモチイイイイイイイ
猫が吐くけど元気なときの原因はこちらhttps://chatakurolife.com/nekohakugenki/
「また毛玉?」って言ってたら、クロスケが連射してきた話
そんな毎日を送っていたある時期、クロスケが頻繁に吐くようになりました。 最初は私も「あー、また毛玉かな」と軽く考えていました。ブラッシングを頑張ったり、毛玉ケアのおやつを試してみたり。
でも、クロスケの連射が止まらなくなったんです。 ある朝、立て続けに3回も吐いた時、ふと気づきました。「あれ?これ、ただの毛玉じゃないかも」って。
クロスケはいつも通り、ケロッとした顔をしてるんです。でも、連射する吐き方に、いつもの「毛玉を出そうとする感じ」とは違う、何というか……「お腹の中が苦しいから出してくれ!」という必死さを感じたんです。それが、私が病院へ行く決意をした日でした。
わが家の「病院へ行く」決断基準
ネットには「様子を見ましょう」とあっても、私は以下のサインが出たら迷わず受診するようにしています。
- 食欲のムラ: 大好きなちゅ〜るやカリカリを残し始めたとき。
- 吐き方の変化: 1日に何度も吐く、または吐いた後にぐったりして動かないとき。
- お腹の違和感: 抱っこした時にお腹を異様に硬くしたり、触られるのを嫌がったりするとき。
- トイレの異変: 毛玉を吐きたい素振りなのに、便秘気味でうんちが出ていないとき。
「いつもと何かが違う」という飼い主の直感は、どんな検査数値より早いことが多いです。
今日からできる!わが家の毛玉ケア対策
「毛球症」を未然に防ぐために、私がチャタロウとクロスケに実践しているケアを紹介します。
- こまめなブラッシング(一番重要!)
- 抜け毛を飲み込む前に取り除いてあげるのが一番の予防です。わが家では、リラックスしている時間を狙って1日5分程度行っています。
- ヘアボールケア用のフード・おやつを取り入れる
- 食物繊維が豊富で、便と一緒に毛を排出しやすくするタイプのフードを活用するのも手です。
- 猫草を置いてみる
- 猫草を食べることで、胃の中の毛を吐き出しやすくしたり、便通を促したりする効果が期待できます。
- 水分補給をしっかりさせる
- 便が硬くなると毛玉も詰まりやすくなるので、いつでも新鮮なお水が飲める環境を整えています。
まとめ:掃除の回数より、愛猫の「顔色」を見てあげよう
結局、猫が吐く理由なんて、素人の私たちがいくら検索しても正解には辿り着けません。
でも、「掃除の回数が増えてきたな」「窓のサンの掃除までさせられるなんて……」という事実は、愛猫からの「辛いよ」というサインです。
- 掃除がしにくい場所で吐かれた時の怒りより、まず「大丈夫?」という視線。
- 「また掃除か」とため息をつく前に、「今日は何回目?」という記録。
猫飼いって、掃除に追われる毎日だけど、それが愛猫を守るバロメーターにもなるんですよね。 もし、今この記事を読んでるあなたの家の猫ちゃんが連射気味だったり、窓のサンにやられて途方に暮れているなら、あんまり自分を追い込まずに、一度獣医さんに「最近、掃除の回数が増えてて……」って相談してみてください。
きっと、獣医さんも「それは大変だったね」って笑いながら聞いて、しっかりと猫たちを診てくれるはずです。



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