両リーグ(AL・NL)でサイ・ヤング賞に輝いた史上7人目の快挙を達成した圧巻のサウスポー。2024年11月に5年1億8200万ドルでロサンゼルス・ドジャースにFA加入し、山本由伸や大谷翔平らとともに最強投手陣を形成。
目次
01基本プロフィール
| フルネーム Blake Ashton Snell | 投打 左投左打 |
| 身長 / 体重 約193cm / 約102kg(6-4 / 225lb) | 生年月日 1992年12月4日 |
| 出身 アメリカ合衆国ワシントン州シアトル | ポジション 投手(先発) |
| 背番号 7(※ドジャース加入時) | MLBデビュー 2016年4月23日(レイズ) |
| 所属歴 TBR(2016-2020)〜 SD(2021-2023)〜 SF(2024)〜 LAD(2025-現在) | 主な実績 サイ・ヤング賞2回(2018AL, 2023NL)、オールスター選出1回(2018)、ノーヒットノーラン達成(2024年8月2日) |
| ドラフト 2011年 1巡目(全体52位)レイズ指名 | 契約ステータス 5年1億8,200万ドル(2025-2029年) |
02キャリア概要 ― 両リーグでのサイ・ヤング賞獲得からノーヒットノーラン、ドジャース移籍まで
ブレイク・スネルは2011年のMLBドラフト1巡目(全体52位)でタンパベイ・レイズから指名されプロ入り。順調にステップアップを遂げ、2016年4月23日にメジャーデビューを果たした。覚醒した2018年シーズンには21勝5敗、防御率1.89という驚異的な成績を残し、自身初のアメリカン・リーグ(AL)サイ・ヤング賞を満場一致近くで獲得した。
その後、サンディエゴ・パドレスへ移籍した2023年シーズンには14勝9敗、防御率2.25、234奪三振を記録し、今度はナショナル・リーグ(NL)でサイ・ヤング賞を受賞。メジャー史上7人目となる「両リーグでのサイ・ヤング賞獲得」という超絶的な偉業を成し遂げた。
2024年はサンフランシスコ・ジャイアンツでプレーし、8月2日には自身初となるノーヒットノーランを達成。シーズンオフにオプトアウト(契約破棄)を行ってフリーエージェント(FA)となると、2024年11月にロサンゼルス・ドジャースと5年1億8,200万ドルの大型契約を締結。常勝軍団ドジャースの先発ローテーションを支える絶対的な左腕エースとして加入した。
03年度別成績(2016年〜2025年)
| 年度 | 所属 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | 投球回 | 奪三振 | 防御率 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | TBR | 19 | 6 | 8 | 0 | 89.0 | 98 | 3.54 | 1.62 |
| 2017 | TBR | 24 | 5 | 7 | 0 | 129.1 | 119 | 4.04 | 1.33 |
| 2018 | TBR | 31 | 21 | 5 | 0 | 180.2 | 221 | 1.89 | 0.97 |
| 2019 | TBR | 23 | 6 | 8 | 0 | 107.0 | 147 | 4.29 | 1.27 |
| 2020 | TBR | 11 | 4 | 2 | 0 | 50.0 | 63 | 3.24 | 1.20 |
| 2021 | SDP | 27 | 7 | 6 | 0 | 128.2 | 170 | 4.20 | 1.32 |
| 2022 | SDP | 24 | 8 | 10 | 0 | 128.0 | 171 | 3.38 | 1.20 |
| 2023 | SDP | 32 | 14 | 9 | 0 | 180.0 | 234 | 2.25 | 1.19 |
| 2024 | SFG | 20 | 5 | 3 | 0 | 104.0 | 145 | 3.12 | 1.05 |
| 2025 | LAD | 23 | 10 | 6 | 0 | 130.1 | 162 | 3.45 | 1.22 |
※成績はMLB公式およびBaseball-Reference等準拠。ハイライトはサイ・ヤング賞受賞年(2018, 2023年)、ノーヒットノーラン達成年(2024年)、ドジャース加入年(2025年)。
04プレースタイルと強み
スネルの最大の武器は、最速98マイル(約158km/h)を超える伸びのあるフォーシーム(直球)と、打者の手元で鋭く落ちる一級品のカーブ、そしてチェンジアップとスライダーの組み合わせである。どの変化球もウイニングショットにできる高い精度を誇る。
圧巻の奪三振能力が特長で、通算のK/9(9イニングあたりの奪三振数)は11を超える驚異的な数値を記録している。三振でピンチを切り抜ける圧倒的なドミネート能力を持ち、相手打線に連打を許さない立ち回りが強みである。
シーズン後半戦や大型タイトルがかかった大一番でのギアチェンジ(集中力と球威の跳ね上がり)も凄まじく、勝負どころでの信頼度は球界でもトップクラスと評される。
05あまり知られていないエピソード
📌 愛称「スネルジラ(Snellzilla)」とゲーム好きの素顔
スネルの公式SNSのアカウント名にもなっている愛称「スネルジラ(Snellzilla)」は、怪獣ゴジラのように相手打線をなぎ倒す圧倒的な投球から名付けられた。オフの日はTwitchなどでゲーム配信を行うほどのゲーマーとしても有名で、ファンとの親密な交流を楽しむ一面も持っている。
🏆 プロ初の9回完投が「ノーヒットノーラン」の快挙
2024年8月2日のシンシナティ・レッズ戦で、スネルはプロ入り後初となる「9回完投」を記録。その試合で無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成した。それまで9イニングを投げ切ったことがなかったスネルが、初完投をノーヒッターで飾るという劇的な記録となった。
06山本由伸との絆・大谷翔平との関係とチームでの役割
スネルはドジャースに加入後、チームメイトの山本由伸と非常に良好で強い信頼関係(絆)を築いている。移動のチャーター機内では隣同士に座り、楽しそうに過ごす姿が球団SNSでも頻繁に公開されている。ポストシーズンで山本が快投を見せた際には、自身のInstagramで「キミはえげつないよ!」「My brother(私の兄弟)」といった熱い称賛文や、「I love YAMA」などのメッセージを惜しみなく投稿。お互いの好投を称え合い、先発ローテーションを牽引するダブルエースとして刺激を与え合っている。
また、元々はパドレスやジャイアンツ時代にライバルとして対戦を重ねていた大谷翔平とも、移籍後は心強いチームメイトへと変わった。大谷にとってもスネルの鋭いカーブやチェンジアップは強敵であったが、同じチームとなったことで投打の軸として互いに信頼を寄せている。
山本由伸やタイラー・グラスノー、そして二刀流復活を遂げた大谷らとともに世界最高峰の先発ローテーションを形成し、チームの連覇と世界一達成に向けた絶対的なサウスポーエースとして腕を振っている。
07まとめ
ブレイク・スネル まとめ
- AL(レイズ時代)とNL(パドレス時代)の両リーグでサイ・ヤング賞を獲得した球界屈指のサウスポー
- 驚異的な奪三振率(K/9 11以上)と、フォーシーム&キレ味抜群の変化球で打者を圧倒
- 2024年にプロ初完投となるノーヒットノーランを達成
- ドジャース加入後は山本由伸と「My brother」と呼び合うほどの相棒・親友関係を築く
- 大谷翔平や山本由伸らとともにドジャースの先発ローテーションを牽引する絶対的エース





コメント