名手揃いのMLBにおいてトップクラスの内野守備力を誇るベテラン内野手。2014年のカーショー達成ノーヒットノーランを救った伝説のプレーや、2024年シーズンに話題となった「ロハスが安打を放った試合はドジャースが連勝する」不敗神話など、記録にも記憶にも残るキーマン。
目次
01基本プロフィール
| フルネーム Miguel Eduardo Rojas | 投打 右投右打 |
| 身長 / 体重 約183cm / 約88kg(6-0 / 195lb) | 生年月日 1989年2月24日 |
| 出身 ベネズエラ・ミランダ州ロス・テケス | ポジション 遊撃手、三塁手、二塁手、一塁手 |
| 背番号 11 | MLBデビュー 2014年6月8日(ドジャース) |
| 所属歴 LAD(2014)〜 MIA(2015-2022)〜 LAD(2023-現在) | 主な実績 マーリンズチームキャプテン歴任、ワールドシリーズ優勝2回(2024, 2025年) |
| プロ入り 2006年 アマチュアFA(シンシナティ・レッズと契約) | 愛称 Miggy Ro(ミギー・ロー) |
02キャリア概要 ― ドジャースデビューからマーリンズの主将、そして古巣復帰まで
ミゲル・ロハスはベネズエラ出身で、2006年にシンシナティ・レッズと契約してプロ入り。マイナーリーグで長年にわたり下積みを重ねた後、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍し、2014年6月8日に25歳でメジャーデビューを果たした。デビュー1年目から持ち前の守備力を発揮し、同年6月18日にはクレイトン・カーショーのノーヒットノーラン達成を救う伝説のファインプレーを見せた。
2014年オフ、トレードでマイアミ・マーリンズへ移籍。マーリンズでは内野全般をこなすユーティリティから正遊撃手(ショート)へと定着し、若いチームをまとめる「チームキャプテン(リーダー)」として選手・首脳陣から絶大な信頼を集めた。マーリンズには8シーズン在籍し、精神的支柱として君臨した。
2023年1月、正遊撃手探しを行っていたドジャースへトレードで9年ぶりに復帰。2024年シーズンはギャビン・ラックスやムーキー・ベッツのポジション変更や負傷離脱に伴いショートの定位置を守り抜き、堅実な守備と勝負強い打撃でチームを引っ張った。2024年・2025年のワールドシリーズ連覇にもベテランとして大きく貢献している。
03年度別成績(主なシーズン&近年の成績)
| 年度 | 所属 | 試合 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2014 | LAD | 85 | 149 | 27 | 1 | 9 | 0 | .181 | .242 | .464 |
| 2019 | MIA | 132 | 483 | 137 | 5 | 46 | 9 | .284 | .331 | .710 |
| 2020 | MIA | 40 | 123 | 37 | 4 | 20 | 5 | .304 | .392 | .888 |
| 2023 | LAD | 125 | 385 | 91 | 5 | 31 | 8 | .236 | .290 | .612 |
| 2024 | LAD | 103 | 307 | 87 | 6 | 36 | 8 | .283 | .337 | .748 |
| 2025 | LAD | 114 | 290 | 76 | 7 | 35 | 3 | .262 | .317 | .710 |
※成績はMLB公式・Baseball-Reference・サンスポ等準拠。ハイライトはワールドシリーズ制覇(2024, 2025年)シーズン。
04プレースタイルと強み ― 堅実な内野守備と三振の少なさ
ロハスの最大の武器は、メジャートップクラスの内野守備技術とハンドリングの巧みさにある。本職のショート(遊撃手)だけでなく、サード(三塁手)、セカンド(二塁手)、ファースト(一塁手)まで内野の全ポジションをゴールドグラブ級の精度でこなすことができる。
打撃面では、現代MLBでは非常に珍しい「バットコントロールに長けたコンタクトヒッター」である。三振率(K%)が極めて低く、追い込まれてからも泥臭く球に食らいついてライト方向へ進塁打を放つなど、チームバッティングに徹することができる。
また、セイバーメトリクスの数値以上に評価されているのが「野球IQ(Baseball IQ)」の高さである。投手の配球パターンや打者の打球傾向を完璧に把握したポジショニングにより、数々のピンチを未然に防いでいる。
05野球好きもうなるマニアックネタ&セイバー視点
📊 【マニアックネタ1】カーショーのノーヒットノーランを救った「サードでの伝説の3塁線ファインプレー」
2014年6月18日、クレイトン・カーショーがキャリア唯一のノーヒットノーランを達成した試合。7回表無死、相手打者の強烈な打球がサードのサードベース線を襲った。この日サードに入っていたルーキーのロハスは、ノーバウンドで難易度の高いバウンドをベアハンド捕球に近い体勢で捌き、間一髪で一塁へアウトを送球。完璧な完全試合ペース(※この試合は味方のエラー1つのみでノーノー達成)を守り抜いた。カーショー本人も「あのプレーがなければノーヒットノーランはなかった」と今でもロハスに感謝し続けている。
📈 【マニアックネタ2】2024年にMLB話題となった「ロハスが安打を打つと不敗(24連勝)」神話
2024年シーズン、現地メディアやファンの間で大きなオカルト・統計データとしてバズったのが「ロハスが安打を放った試合、ドジャースは負けない」というジンクスである。開幕からロハスが安打を放った試合でドジャースは「24勝0敗」という信じられない連勝記録を樹立。9番打者であるロハスが出塁することで、1番の大谷翔平へ絶好の形でチャンスが繋がるチーム構造を象徴するデータとなった。
⚾ 【マニアックネタ3】MLBトップクラスのコンタクト能力(K%の低さ)
三振が激増する現代メジャーリーグにおいて、ロハスの三振率(K%)は常に10%前後から12%前後という驚異的な少なさを誇る。空振り率(Whiff Rate)の低さはメジャー全体でも上位10%以内に入り続けており、追い込まれても簡単にアウトにならない粘り強さが相手投手にプレッシャーを与えている。
06あまり知られていないエピソード
📌 大差の試合で見せる「野手登板(ポジションプレイヤー・ピッチング)」の常連
ドジャースが大差でリードされている場面や、中継ぎ陣を休ませたい試合において、ロハスはしばしば「投手」としてマウンドに登る。スローボール(70マイル前後のイーファス・ピッチ)を投げ込み、打ち気にはやる打者を打ち取る姿はドジャース名物の一つ。ベンチでも終始笑顔でチームの雰囲気を明るく保つベテランの鑑である。
👟 球界屈指の「カスタムスニーカー愛好家」
ロハスはMLB界でも有名なスニーカーヘッズ(コレクター)であり、ドジャースのチームカラーであるブルーやホワイトをあしらった特注スパイクやスニーカーを何百着も所有している。試合ごとに異なるカスタムデザインのシューズを履いてグラウンドに立ち、ファッション面でもファンの注目を集めている。
07大谷翔平との関係とチームでの役割
2024年に大谷翔平がドジャースに加入した際、真っ先に大谷を暖かく迎え入れ、チームに馴染めるようサポートしたのがミゲル・ロハスであった。ベンチでは大谷の隣に座って談笑する姿が日常的に見られ、大谷が本塁打を放った際のお祝いポーズ(ドラゴンボールの「フュージョン」ポーズやポルシェのネタなど)でも一緒に盛り上がる仲の良さを見せている。
グラウンド上では「9番・ロハス」として出塁し、1番打者である大谷翔平へ打席を回す最高の「繋ぎ役」を担っている。大谷もロハスの高い野球IQと守備での貢献度を深くリスペクトしており、若手とベテラン、そしてスーパースターをつなぐドジャースの「潤滑油」として欠かせない存在となっている。
08まとめ
ミゲル・ロハス まとめ
- ドジャースとマーリンズ(元主将)で長年活躍するメジャー屈指のベテラン守備職人
- 2014年カーショーのノーヒットノーランを救ったファインプレーは球史に残る伝説
- 2024年に話題となった「ロハスがヒットを打てば不敗(24連勝)」という驚異の勝利ジンクス
- 三振率が極めて低く、内野全ポジションを守れるユーティリティ能力と高い野球IQ
- 大谷翔平の最高の理解者・繋ぎ役として、ドジャースのベンチの雰囲気を支える精神的支柱




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