猫と散歩と、たまに漫画の話。ふと思い出して読み返したら止まらなくなってしまった。
そういう漫画が『帯をギュっとね!』だった。
帯をギュっとね!ってどんな漫画?
📖 作品基本情報 作者河合克敏 掲載誌週刊少年サンデー(小学館) 連載期間1988年〜1995年 単行本全30巻 通称帯ギュ
中学時代にライバルとして昇段試験で出会った5人の柔道少年が、高校で再会する。しかし進学した浜名湖高校には柔道部がなかった。ならば自分たちで作ろう——そこから物語が始まります。
主人公の粉川巧をはじめ、杉・斉藤・宮崎・三溝の5人は全員が黒帯所持者。部を立ち上げ、地区大会・県大会・全国大会へと駆け上がっていきます。
スポ根じゃないのに熱い、その絶妙なバランス
この漫画の一番の特徴は、スポ根とラブコメが絶妙に共存していることだと思います。
柔道漫画といえば「根性!修行!血と汗と涙!」というイメージがあると思います。でも帯ギュは違う。キャラクターたちの掛け合いは軽妙で、読んでいて笑えるシーンも多い。それでいて試合になると、ちゃんと手に汗握る。
柔道の技術描写がとにかく丁寧
作者の河合先生自身が柔道経験者なので、技の解説がわかりやすい。柔道を知らない人でも「なるほど、そういう仕組みか」と理解しながら読めます。これはスポーツ漫画として大きな強みです。
5人のキャラクターが立っている
5人それぞれに個性があって、誰か一人は好きなキャラが見つかるはず。熱血系の巧、クールな斉藤、コメディ担当の宮崎……読み進めるうちに全員愛着が湧いてきます。
タイトルの由来が面白い
タイトル「帯をギュっとね!」は、作者の師匠にあたる漫画家・上條淳士先生の発案。電話で話していたときに思いついたタイトルで、最初は河合先生自身も「そんな変なタイトルは聞いたことない」と思ったそう。結局いいタイトルが浮かばず、そのまま採用されたというエピソードがあります。
また本作は第1回少年サンデーコミックグランプリ大賞の受賞作。ちなみに第2回の入選は「うしおととら」の藤田和日郎先生というから、すごい歴史を持つ賞です。
今読んでも古くない理由
1988年スタートの漫画なので、もう35年以上前の作品です。それでも読み返してみると、驚くほど古さを感じない。
理由のひとつは、キャラクターたちの会話のテンポが今でも通じるリズムだから。そしてもうひとつは、青春の本質は時代が変わっても変わらないから、だと思います。
「勝ちたい」「認められたい」「好きな人に気づいてほしい」——そういう感情は、30年前も今も同じです。帯ギュはそこを丁寧に描いている漫画だなと、大人になって読み返すと改めて感じます。
連載終了から30年以上経った今もアニメ化を望む声が絶えないのは、そういう普遍性があるからではないでしょうか。
どこで読める?購入・試し読み情報
現在は紙の単行本(文庫版含む)と電子書籍の両方で読めます。
DMMブックスで「帯をギュっとね!」を読む紙の単行本で読みたい場合
少年サンデーコミックス版(全30巻)・ワイド版(全15巻)・小学館文庫版(全16巻)があります。コンパクトに揃えたいなら文庫版がおすすめです。
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作品の流れまとめ
河合先生の連載作品はこの3本がメインです。
- 帯をギュっとね!(1988〜1995年)が初の連載作品で全30巻。続くモンキーターン(1996〜2004年)も全30巻のヒット作で小学館漫画賞を受賞、2004年にアニメ化。 Wikipedia
- とめはねっ! 鈴里高校書道部は2006年からスタートし、NHKでドラマ化されています。 Wikipedia
まとめ
帯をギュっとね! まとめ
- 1988〜1995年、週刊少年サンデー連載の柔道漫画(全30巻)
- スポ根とラブコメが絶妙に混ざった、唯一無二のバランス
- 作者自身が柔道経験者で、技の解説がわかりやすい
- タイトルは師匠・上條淳士先生の発案という裏話あり
- 30年以上経っても古くならない青春の普遍性がある
- 紙・電子書籍どちらでも読める
のんびり読むのにちょうどいい漫画です。猫を膝に乗せながら、休日の午後にでもどうぞ。
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茶猫と黒猫と低速歩行。




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